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譜読み(練習編)

譜読みの仕方を書いてきましたが、楽譜を見て弾けるようになるためには、やはり練習しないと弾けません。

その練習方法について書こうと思います。

 

まずは、ゆっくり、細かく区切って弾くのですが、止まってしまったり、音やリズムを間違えてしまった時点で、すぐに弾き直すことが大事なんです。

 

誰でも時間が経ってしまうと忘れてしまいます。

 

なので、「忘れる前に」頭や身体に覚えさせなくてはいけません。

 

そこで、和田なおみピアノ教室では、「3回ルール」というのを決めています。

 

これは、間違えたところを速攻で3回弾くというものです。

 

細かく2音間とかまで区切れば、3回以内で弾けてしまうことが多いです。

 

弾けるようになったら、小節の頭とか、前の小節からつなげてみて弾けるかどうかを確かめます。

 

この時、ポイントは「ゆっくり」弾くことです。

 

そうして間違えたところが何の音で、どんなリズムで、指番号は何番かなどを覚えていくんです。

 

もう一つのポイントは、「1週間の計画を立てる」ということです。

 

一度に最後まで読もうと思っても逆にいい加減になってしまいます。

 

なので、今日はここまでとか、今週はここまでという風に自分で決めるんです。

 

一曲全部最後まで読めればそれに超したことはないんでしょうが、きっとピアノ以外の予定もあるでしょう。

1週間で最後まで読めていなくてもOKなんです。

 

大事なのは、「自分で決める」ことです。

 

私は毎回、レッスンの最初に「今日はどこまで弾いてきたの?」と聞いています。

 

そして、自分で決めたところまでを弾いてもらってレッスンしています。

 

このやり方でレッスンをするようになってから、全員自分のペースで確実に譜読みが出来るようになりました。

 

次の部分は、教室で私と一緒に予習して、また1週間練習をするといった感じです。

 

そうすると、いつか必ず1曲仕上がります。

 

1曲最後まで弾く時のクオリティも高くなりました。

 

「3回ルール」の時に「弾き方」も一緒に考えられるようになるとさらに早く弾けるようになります。

 

次回は、その「弾き方」について書きたいと思います。